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20051227, Tue.

NHKで秋葉原特集

ワイドショーとかとは違って、結構まとまってた印象。様々な視点から見てみるってのは大切。

メディアだとメイド喫茶とかコスプレばかりが取り沙汰されるが、それ以外にもPCオタクとかアニメオタクとか色んな種類の人がいるし、昔からラジオなどの機械の部品目当てで秋葉原に来る人もいる。オタクなんて言葉が生まれるずっと前から、秋葉原に住んでいる人もいる。今のように「萌え」が主流になってきたのはここ数年のことで、まだ歴史は浅い。

趣味によって発展してきた街だから、人々の趣味が変われば街も変わっていく。街は生きている。だから時代と共に変わる。ごく当たり前のことだ。特集で「秋葉原はオタクの天国だ」と言う人がいたが、秋葉原は天国なんかじゃない。街を訪れる人は客じゃない。あくまでも参加者なのであって。街を支えているのは昔からの歴史であって、そこに昔から住んでいる人たちではないだろうか。「楽しめる場」を提供してもらっているという事実を忘れてはならない。

ヴァーチャルな人間関係、コミュニケーションは全て悪なのか。現実にはなり得ない理想を追い求めることは無意味なのか。理解できない人から見れば「無意味」で切り捨てられるかもしれないが、全ては可能性じゃないか。個人のささやかな趣味がテクノロジーを発達させ、ハイクオリティなエンターテイメントを生み出す。なかなか素敵なことじゃないか。

アキバがどこへ向かうのかは誰にもわからない。ブームは一過性の物だろうし、人々の趣味も日々移り変わっていく。でもその街が好きならば、一人一人が考えることがあるんじゃないだろうか。

思わず顔を背けたくなるような秋葉原特集が多い中で、この番組は多方面から考察していて、見ていておもしろかった。こういう中身のある特集ならば、むしろ歓迎なんだけどなぁ。電子工作少年が凄い格好良く見えたり、家族でゲーム制作というのも興味深かったり、インタビューの内容にも共感できる部分があった。

やる気をもらえたので、冷めないうちに何処かに残したい気分。

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Comments

自分も見てましたよ。
つーか時系列を同じにして違う人々を取材するって「24」じゃねーか。面白かったけど。
 
自分としては秋葉原の再開発は大いに結構なんですが、Separateが必要なんじゃないかと思うのですよ。
専門店街の中に飛び地のように再開発地区があると、何となく区切りが気持ち悪いんですよね。
バランスが取れていないというか。
「女性や家族連れが歩ける街にしたい」という意見には賛同なんですがね・・・。
 
そんなこんなで只今11:20。用意します。

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