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20060316, Thu.

夜は全国的に低気圧に覆われ、強い雨となるでしょう。

曇った夜空の下。
星は全く見えない。

時折強い風が吹いている。
春を目前にした、冷ややかな風が。

手のひらに、一粒の雫が落ちる。
アスファルトが、雨に覆われていく。
雨の匂いが舞い上がる。

小学生が投げて遊んでいたボールは、道路の上に放置されたまま、雨に濡れていく。
家の前の自転車は、なすすべもなく風雨に晒されている。

この雨が上がるのはいつだろう?
家の中で風の音を聞きながら、そんなことを考えてみる。

--

日常の中の風景の欠片みたいなものが好き。雲がもの凄い速さで流れていく空とか、ビルの合間から覗いた月とか、夕暮れの中の鉄塔とか、道路の上の落書きの跡とか、何処かから流れてくるピアノの練習曲とか。大して珍しくもないのに、時々そういうものがとても素敵に思えて、懐かしいような気持ちになる。

新海誠さんの映画は、そんな風景をうまく描いている。だから好きなんだろうなぁ。もうすぐ新作が公開されるらしいけど、これは多分見に行くことになる。

僕らの前には未だ巨大すぎる人生が、
漠然とした時間が、
どうしようもなく、横たわっていた。

やっぱり、霧の中でもがいてるんだろうな。
そんな訳で、インスパイアされまくりなエントリーでした。

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Comments

普通の中にも美しいものは転がっているものである。
例えそれがただの夜空だったり、
夜に白く光る自販機の燈だったりでも、
美しいと思えば、それは美しいのである。
 
新海さんの新作にぐっと惹かれました。見てぇ・・・!
新作を見に行くのであれば是非同行させてください。身を粉にしてまでも同行します(ぇー
 
とりあえず、小松未歩の「謎」と「氷の上に立つように」は名曲です。

名探偵コナンのテーマ曲だった気が。バーロー。あのアニメのテーマ曲ってみな同じ雰囲気ですよね。
「雲の向こう」をレンタルで見て、劇場で見なかったことを激しく後悔したので、今回は絶対行きます。ところで、あまり身を粉にしてると早死にしますよ。

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