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20060321, Tue.

アンシャープ・ペンシル

誰だって迷ってるんだろう。それぞれの立場で、それぞれの問題に頭を悩ませながら。何も変わることはないとしても、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と思うことで、気持ちが楽になったり、前へ進む活力がもらえたりする。

これは単なる思いこみかもしれないが、日本人にはもともと他人と同調したがる部分がある。流行に乗り遅れると不安になるし、テレビ番組の内容を知らないとバカにされたり、日々ニュースサイトを巡回するのも、「周りの流れに乗り遅れないため」という理由が大部分を占めている気がする。

そんな他人との同調を求める性格に反して、多くの人々が個性を求める。他人と同じであることに安堵感を覚えながら、他人と違う自分にあこがれる。相反する両者を同時に求めながら、その間で矛盾を抱えて悩んでいる。個性って何だろう?流行に乗ることが本当に大切なのだろうか?

社会において自己を確立するのは難しい。ある程度は他人に依存しざるを得ないし、そうしなければ生きていけない。その中で、他人に左右されない自分の意見を持つことが出来るかどうか。そして、他人の言動には耳を貸さないのではなく、柔軟に他人の意見を取り入れ、より優れた自分へ変化し続けることができるかどうか。

当たり前のことではあるけれど、他人に合わせる部分、自分を貫き通す部分、そういうものを見失ってはいけないと思う。

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Comments

日本人はどうも謙虚に接する気質が備わってるようで、客の気を損ねない様に最大限付いていける所は付いていくようです。
流石商人大国日本・・・・いや違うか。
 
個性って実際なんでしょうかね。
その人の美意識が個性なのかもしれないし、別の人の想像力が個性なのかもしれない。
何とも言えないほぼ無限の世界の中で、自分と言う存在がどんな力を持っていて、
その力を使うと何が起こるのかと言うのを、今一つはっきり理解してないのが自分達なのかも知れません。
 
何か脱線しました。脳内の山手線かも(何それ

天才なんかと張り合わなくても良い
そいつはそいつなりに頑張ればいいのさ

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